BowmoreB〜加水ならぬ,加スピリタス(笑)

では今回の5本の感想を


1-OMC 1990-2010 20年 52.0%
2-THE WHISKY AGENCY 1993-2010 16年 53.8%
3-DEWAR RATTRAY 1990-2007 17年 54.1%
4-THE WHISKY AGENCY 1993-2010 17年 54.6%
5-BBR 1994-2010 16年 55.3%
山崎白秋氏コニサーズクラブレポート
一番好きだったのが,No.3。
Dewar Rattrayは,はずれがないってマスターが教えてくれました

このボトラーズのモルト,飲んだことあるかな?
と,過去のノートを見ると,カリラの23年(58%)と25年(62.5%)を飲んでいました♪
どちらもすっごいよい香りで美味しかった


そのノートにも,Dewar Rattrayは美味しい♪とコメント書いてありました

モリソンボウモア社を経営していた“モリソン・ファミリー”が立ち上げた,
なんてメモも


3-DEWAR RATTRAY 1990-2007 17年 54.1%
今回のNo.3は,最も南国フルーツの香りがしたように思います。
ドライフルーツのような甘さ,アンズみたいな感じ。
バニラ様な感じも

実はほんの少しパフューミーな感じもしたんですが,気のせいか???
味はとにかく複雑。
それがなんとも厚みのある味で,飲み手を飽きさせない。
味ももちろん,南国フルーツ満載でした。

1-OMC 1990-2010 20年 52.0%
そして捨てがたいのがNo.1。
No.3とはタイプが違いますが,上品で大好き

この上品な感じがOMCっぽいと,勝手に思っています


2-THE WHISKY AGENCY 1993-2010 16年 53.8%
4-THE WHISKY AGENCY 1993-2010 17年 54.6%
Perfect Dramシリーズの2本は,
なんだかんだと言って,似ていました。
4thの方がフルーツ香を感じましたが,味はやや辛い感じでした。
思わぬ方法で飲み比べができ,私はラッキーだったかな(笑)

No.5は「フィーリングカップル5対5の5番」でしたかね,また(笑)

濃い〜〜〜〜〜。
味の濃さもありますが,アルコール度数も一番高かったですね。

5-BBR 1994-2010 16年 55.3%
とにかくアルコール度数の高いのがお好きなKさんは,
5番がお気に入りのようでした

以前,アルコールの度数に慣れている人にはスピリタスは甘く,
慣れていない人には辛く感じる,ってことをマスターに教えてもらいましたが,
(こちらをご覧下さいhttp://blog.stand-bar.com/article/164286900.html )
きっとKさんには,5番は,私が感じるより甘く感じるのだろうな〜と思いました

「スピリタスを入れたら,もっと甘くなるよ

なんて,みんなに言われていましたが(笑),
加水ならぬ,加スピリタス(笑),一度やってみたい

私は心の中で思ってしまいました

水を加えると,アルコール度数が低くなることで,
中に入っているものがわかりやすくなる,
これを一般に「開く」って言っているんじゃないかな,
なんて,マスターが話してくれたことがあります。
ずっと,「開く」とはどういうことか,っていうことが
私の研究課題の1つになっているのですが(笑),
水を加えることで,「刺激品」を「嗜好品」に変え,
自分にピッタリのアルコール度数を探しているのかもね,
とマスターが言っていたことを思い出し,
加スピリタスで「嗜好品」に変える人がいてもいいかも!
と思ってしまいました

アルコールが高くなったからと言って,決して「閉じる」(笑)わけではなく,
その人のアルコールのキャパに合わせて,やっぱり「開く」のかも,って感じです

今回の5本は,こんな感じでした

今回もこのボトルたちに感謝


Bowmore Distillery