駒ヶ岳A
〜20歳そこそこの新樽は、濃厚


今回はどれも香りがよく、満足でした。
「悪くない」ってやつでなく、「いい

その中で、No.1とNo.2は、ぬかや漬物、モルティな感じが若干しました。
No.3以降のものにはあまり感じられない香りです。
No.3以降のものは、とにかく香りが華やか。
特にNo.5。
アルコールの度数も高く、アルコールが鼻に突き刺さります。
No.4はNo.5ほど華やかではなく、ベースノートがしっかりしています。
No.3はベースノートからトップノートまで突き上げる香りが強い。
若干、パウダー調を感じさせる香りもありました

No.3、No.4、No.5のあとNo.1、No.2を嗅ぐと、
若干物足りなさを感じますが、
こちらの方が嗅ぎ疲れず、心地よいバランスの良さが気に入りました。
「No.1とNo.2は3年熟成なんだよね」
「3年? 3年には思えない!

1-2011-2014 3年 58.0%
2-2011-2014 3年 57.0%
焼酎に近い香りを若干感じたから、
この5本の中では若いんだろうな、って感じはしました。
でも、まさか3年!
これ、前にイチローズモルトでも書きましたが、
http://blog.stand-bar.com/article/380890652.html
3年でこんなに熟成感が出るのは、何が要因なんでしょうか。
日本ならでは、なのでしょうか?
「3年だけど、値段が高いんだよね(笑)
3年で1万って、どうよ(笑)? 3番が3万、5番が6万…」
「最近、モルト、みんな高いよね。ウイスキー離れかも…(笑)。
それにしても、No.3、No.4、No.5は、濃厚だね。きつい!」
「濃厚かつ、アルコール度数高い。今回は、No.1でも58%だからね」
「R50ですな(笑)。しかし濃いよ、濃い!!」
「確かに濃いけど、みんなそこまで言ってなかったよ。
久しぶりにモルト飲むと、そんな風に感じるんじゃない?」
「…」

3-1989-2012 23年 57.9%
5-1990-2011 21年 64.7%
その後、樽の話に。
これは先ほどリンクしたマルスの回のときにも話していました。
No.3とNo.5はアメリカンホワイトオークなのに、400本以上取れているから、
新樽じゃないかって。

4-1985-2012 27年 60.7%
「度数が高くて、シェリーもしくは新樽のものって、
濃い感じがするんだよね。
20年そこそこだから、まだ味が丸くなってないんじゃないのかな」
No.3が22年、No.4が23年、No.5が21年です。
濃厚なモルトに出会ったら、
それは20歳そこそこのチェリーボーイだと覚えておこう

確かに濃そう(笑)。
