2015年06月04日

3月22日コニサーズクラブ2



駒ヶ岳A

〜20歳そこそこの新樽は、濃厚るんるん濃厚るんるん





今回はどれも香りがよく、満足でした。

「悪くない」ってやつでなく、「いいるんるん」ってやつです。

その中で、No.1とNo.2は、ぬかや漬物、モルティな感じが若干しました。

No.3以降のものにはあまり感じられない香りです。

No.3以降のものは、とにかく香りが華やか。

特にNo.5。

アルコールの度数も高く、アルコールが鼻に突き刺さります。

No.4はNo.5ほど華やかではなく、ベースノートがしっかりしています。

No.3はベースノートからトップノートまで突き上げる香りが強い。

若干、パウダー調を感じさせる香りもありましたるんるん

No.3、No.4、No.5のあとNo.1、No.2を嗅ぐと、

若干物足りなさを感じますが、

こちらの方が嗅ぎ疲れず、心地よいバランスの良さが気に入りました。




「No.1とNo.2は3年熟成なんだよね」

「3年? 3年には思えない!




ilovewhisky.png
1-2011-2014 3年 58.0%
2-2011-2014 3年 57.0%




焼酎に近い香りを若干感じたから、

この5本の中では若いんだろうな、って感じはしました。

でも、まさか3年!

これ、前にイチローズモルトでも書きましたが、

http://blog.stand-bar.com/article/380890652.html

3年でこんなに熟成感が出るのは、何が要因なんでしょうか。

日本ならでは、なのでしょうか?




「3年だけど、値段が高いんだよね(笑)

3年で1万って、どうよ(笑)? 3番が3万、5番が6万…」

「最近、モルト、みんな高いよね。ウイスキー離れかも…(笑)。

それにしても、No.3、No.4、No.5は、濃厚だね。きつい!」

「濃厚かつ、アルコール度数高い。今回は、No.1でも58%だからね」

「R50ですな(笑)。しかし濃いよ、濃い!!」

「確かに濃いけど、みんなそこまで言ってなかったよ。

久しぶりにモルト飲むと、そんな風に感じるんじゃない?」

「…」




ilovewhisky.png
3-1989-2012 23年 57.9%
5-1990-2011 21年 64.7%




その後、樽の話に。

これは先ほどリンクしたマルスの回のときにも話していました。

No.3とNo.5はアメリカンホワイトオークなのに、400本以上取れているから、

新樽じゃないかって。




ilovewhisky.png
4-1985-2012 27年 60.7%




「度数が高くて、シェリーもしくは新樽のものって、

濃い感じがするんだよね。

20年そこそこだから、まだ味が丸くなってないんじゃないのかな」

No.3が22年、No.4が23年、No.5が21年です。




濃厚なモルトに出会ったら、

それは20歳そこそこのチェリーボーイだと覚えておこうるんるん

確かに濃そう(笑)。











ilovewhisky.png



















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2015年06月03日

3月22日コニサーズクラブ1



駒ヶ岳@

〜ジャパニーズウイスキーの定義をご存知ですか?〜





随分脇道にそれてしまいましたが、

香りを模倣する話、実は3月のモルト会に繋がっていたのです。




「私の調香の先生、香料で竹鶴の香りを再現していたよるんるん

「それって、飲めるの?」

「香水用の香料だから、そりゃ無理でしょ。

(注:食品衛生法に基づく「食品添加物公定書」により、

食品用に使用される合成香料78品目の個別物質・

18の類が定められており、

このほかの香料の使用は禁じられているそうです)


なんでそんなこと聞くの?」

「もう持ってきていい?」

「もちろんるんるん




今回並んだのは、駒ヶ岳の5本でした。

駒ヶ岳といえば、こんなブログ書きましたねるんるん

http://blog.stand-bar.com/article/158500016.html




「ikuちゃん、ジャパニーズウイスキーの定義知ってる?」

「あ、試験のとき、覚えたっけ? それすら忘れた(笑)




(注:家にかえってテキストを見ると、勉強したあとがありました…)




ilovewhisky.png




テキストにも書いてありますが、

日本のウイスキーの定義って、酒税法の中にあるんですね。




イ 発芽させた穀類及び水を原料として糖化させて、

発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの

(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が

九十五度未満のものに限る。)

ロ 発芽させた穀類及び水によって穀類を糖化させて、

発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの

(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が

九十五度未満のものに限る。)

ハ イまたはロに掲げる酒類にアルコール、スピリッツ、

香味料、色素または水を加えたもの

(イ又はロに掲げる酒類のアルコール分の総量が

アルコール、スピリッツ又は香味料を加えた後の

酒類のアルコール分の総量の百分の十以上のものに限る。)





「ウイスキーコニサー資格認定試験教本」にもしっかり書いてありますが、

ポイントは、

@原料は大麦麦芽でなくてもいいんだよるんるん

A90%はアルコール、スピリッツ、香味料、色素を加えてもいいんだよるんるん

B蒸留器、樽、熟成年数、瓶詰最低アルコール度数、

生産場所、何でもいいんだよるんるん




うっわ〜、そうそう、

スコッチウイスキーとは天と地ほど違うんでした!

日本のウイスキーは、すでにカクテルのようなものと言えます。

香料、色素等の添加、それがなんと90%も認められているのです。

香りを模倣したものがアルコール飲料として可であれば、

それをウイスキーとすることだって夢ではないのです。




しかし、それにしても、

香味料や色素の添加はちょっとショックでした(笑)。

ウイスキーはnaturalな印象が強かったし、

私はnatural派なので、

ウイスキーがartificialなものでありうるのがショック(笑)。




香りも、天然のものは、同じ植物でもロットによって香りが違う。

植物の生育条件が異なれば、中の成分が異なるのは当たり前のことです。

同じ品種のトマトでも、個体差があるのが当然なのと一緒です。

天然のものの凸凹を修正するのに人工的な香料が一役買う。

そうすると一定の香りになってくる。




日本のウイスキーもそんな感覚なのかもしれませんね。

天然のものの凸凹を修正するのに、添加物を少し使う。

日本人はそういうの、得意そうだしね〜るんるん

もしくは、人工的なものの割合を多くしておけば、

同じものを大量生産するのが楽ですね。

大衆的なウイスキーはそうやって作っているのかな。




「ジャパニーズウイスキー」の本の中に、

輿水さんと脳科学者の茂木さんの対談があります。

輿水 でき得る限り、人の手をかけ、技術と智恵を積み上げていく。

   そこにジャパニーズウイスキーづくりの特徴を見ることができるでしょう。

茂木 一方、スコットランドのウイスキーづくりの現場は、

   よくも悪くも自然体、風土の底力に負うところが大きい、

   という印象を受けました。


まさにそうなんでしょうね。

そういう意味では、私は明らかにスコッチウイスキー派ですね。




目の前の「駒ヶ岳」に目を移しまするんるん (続く)











ilovewhisky.png
1-2011-2014 3年 58.0%
2-2011-2014 3年 57.0%
3-1989-2012 23年 57.9%
4-1985-2012 27年 60.7%
5-1990-2011 21年 64.7%
山崎白秋氏コニサーズクラブレポート























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2010年08月05日

7月25日コニサーズクラブ 2




マルスA 樽



先ほどは,六一〇ハップ,

いや,「硫黄」をテーマに長々〜と書いてしまったので(笑),

残り5本を,出だしだけ白秋先生の真似をして書いてみます(笑)るんるん




今月のお題は,「マルス」である。

マルスといえば,???

名前だけ聞いたことあるけどな〜,という蒸留所である(笑)。

(だって,今,生産行われていないよ〜)

Kさんご夫妻の思い出の蒸留所だとか黒ハート

結論は,「マルス,なかなかやるじゃん!」であった。

好き嫌いは分かれるかもしれないが,

私にとってはシェリー香の心地よいボトルが集められていた。

さて,今月のモルト残り6本を紹介しよう(笑)。



s-マルス.jpg
1-MARS CASK NO.606 1989-1999 10年 43%
2-薩摩 TRIPLE CASK 1984-2004 20年 55%
3-MARS MALT GALLERY CASK NO.565 1988-2005 17年 58%
4-MARS MALT GALLERY CASK NO.324 1985-2009 23年 58%
5-駒ケ岳 CASK NO.616 1989-2006 17年 60.1%
6-駒ケ岳 CASK NO.448 1986-2006 20年 60.5%
山崎白秋氏コニサーズクラブレポート



そうそう,一人モルト会になったときは,

5杯一緒に出してもらえるので,初めから5杯の比べっこができまするんるん




1本目
606.jpg
1-MARS CASK NO.606 1989-1999 10年 43%



う〜ん,さわやかるんるん一番あっさりしている。でも,いい感じるんるん

夏空の草原の中に,つばの広い麦わら帽子をかぶった無垢な女の子が一人立っている。

女の子のワンピースのすそが,そよ風でなびいている。

そんなイメージ。

こういうテイスティグコメント,普通,まずいですよね(笑)。

でも,香りをかいだとき,瞬間にあるビジョンが浮かぶことがあるんですよ〜。

「シャビシャビ系じゃない?」とマスターに言うと,

「これだけ加水だよ」と。

加水をシャビシャビと感じたあたり,なかなかやるじゃん!と,

自分を誉めるるんるん




2本目
薩摩.JPG
2-薩摩 TRIPLE CASK 1984-2004 20年 55%



シェリーですね〜。

吟醸酒みたいな香りもしたりして・・・。

コーヒー,黒糖,いやいや,氷砂糖って感じかな〜。

しっかりモルトの香りもします♪最もmalty♪これもいい感じるんるん




4本目
MARS MALT GALLERY324.jpg
4-MARS MALT GALLERY CASK NO.324 1985-2009 23年 58%



セメダイン様,ラムレーズン,シェリー,コーヒー,クリーミー,カスター

ドクリームのような香り。

でも,シェリー樽でないんだ!がび〜ん!

私好みるんるんとっても好き揺れるハート




5本目
駒ケ岳616.jpg
5-駒ケ岳 CASK NO.616 1989-2006 17年 60.1%



4本目に似ている。4本目をそのまま濃くした感じ。香りも味も。

超いい感じ〜〜〜。

4本目と甲乙つけがたいが,こっちの方が最終的には好きだったかも。

酸いも甘いもいろいろ知り尽くした大人の女性のイメージでするんるんふふふるんるん

こんな女性でありたいものでするんるん

えっ!これもシェリー樽でないんだ!




6本目
駒ケ岳448.jpg
6-駒ケ岳 CASK NO.448 1986-2006 20年 60.5%



シェリーシェリーシェリー〜〜〜るんるん

強いんだけれど,3本目とは違う。

ツ〜ンとくるセメダイン様の香りはあるが,

嫌なくどさはない。

濃厚な女の感じ。そうそう,杉本彩な感じるんるんるんるん




4本目と5本目,アメリカンホワイトオーク樽でした。

だけど,シェリー樽みたいに,色が濃い・・・。

なんてことをマスターと話していたら,

「もしかしたら新樽なのかな。

バーボンバレルなら180リットル。

ってことは,MAX250本位しか取れない。

でも,これ,430本取れているからなあ」と,マスター。




そうよね〜。

試験のとき,覚えました。

バレル,ホグスヘッド,パンチョン,バット,その容量も。

知っていれば,だいたい1樽からどれだけのボトルがとれるかわかるわけだ!

こういうのが応用力よね!

超勉強になりました。

そう,覚えるのが目的で勉強するのではありませんから。




「マルス,確か樽も作っていたよ〜」と。

へ〜,そうなんだ!

さすが私,マルスのことはほとんど知らない(笑)。

家に帰って,The Whisky World vol.22を見ました。

マルスのことが書いてあるのは覚えていましたんで(笑)。



kan.jpg
マルス 信州ファクトリー



では本を開き,しばしお勉強タイムるんるん

鹿児島県に本拠を構える焼酎メーカー。

2本目は確かに鹿児島の地図がラベルに書いてあった!うんうん!納得!

Marsって,「軍神」の意味なんだって。へ〜。

蒸留所っぽくないネーミングかも・・・。



薩摩ラベル.JPG
2-薩摩 TRIPLE CASK 1984-2004 20年 55%



ニッカの創業者,竹鶴政孝の摂津酒造時代の上司であった岩井喜一郎が,

「竹鶴実習ノート」を参考に,蒸留所を設計し,

発酵槽やポットスチルも「実習ノート」をかなり参考にしているよう。

岩井さんのこだわり,そして,夢を叶えた蒸留所なんだ〜。




あ,あった,樽のこと書いてある。

昭和洋樽製の450リットルの新樽から,バーボン樽,シェリーバット・・・

そうか,450リットルの新樽を使ったとすれば,

マスター,430本なんとか取れますかね???




こうやってブログ書かせてもらうと,

いろいろ勉強になりますね〜。

貴重な機会をいただき,マスター,本当にありがとうございますハートたち(複数ハート)





s-2010夏.jpg
暑中お見舞い申し上げまするんるん









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2010年08月03日

7月25日コニサーズクラブ




マルス@ ー六一〇ハップー



「こんばんは〜。遅れてすいません」と,Stand Barの扉を開ける。

今日も一人モルト会。

会終了後に余韻を楽しんでおられたメンバーのひとりとマスターが

パソコンの画面を見ながら何やら話している。

「むとうはっぷ。バスクリンが出る前,使っていたでしょ?」




むとうはっぷ?

むとうはっぷ?


むとうはっぷexclamation



あ,昨日も聞いた,この名前!

昨日,アロマの講座を開いていました。

精油に含まれる成分の1.8シネオールの読み方を,

「イチハチシネオールって読むんだよ。

イチテンハチと読むと,理科系の人にバカにされるので注意ね!」

と説明していたとき,受講者の一人が,

「むとうはっぷみたい!」

と言っていました。

でも,正直,なんのことだかわからず・・・。



610.bmp
六一〇ハップ



「六一〇ハップ」と書くんですねるんるん

六一〇で「ムトウ」なるほど!

考案者が武藤さんなので「六一〇」,

英語のハッピーから「ハップ」!

えっ!ハップはハッピーだったんだ!!!なんだか超嬉しい揺れるハート




イントロが長くなりましたが,

六一〇ハップは,今回の鍵になるところなんでするんるん

それは,3本目で起こりました!



565アップ.jpg
3-MARS MALT GALLERY CASK NO.565 1988-2005 17年 58%
山崎白秋氏コニサーズクラブレポート



シェリーなんですが,濃い〜〜〜〜〜〜〜。

どっシェリーーーーーー。

濃いというより,くどい。苦苦しい。味も。

時間たつと,舌がざらざらする。

「ほら,硫黄でしょ!」と,マスター。




硫黄の匂いはわかります。

でも,モルトの中の硫黄臭と言われるやつ,まだイマイチよくわかんな
い・・・。

この感じか〜。なるほど!

確かに,今回のシェリー系の香りの中で,比べてみるとこれだけ異質。

機械っぽいというか,カドがあるというか,ゴツゴツしているというか・・・。

味はこのざらざら感ねるんるん




「だから六一〇ハップよ」と,マスター。

???

六一〇ハップを知らない私は,なんのことやら。

これ,硫黄を成分とした入浴剤だったんですね!

硫黄臭=六一〇ハップという連想なんだ。

愛知県の会社が製造しているもので,どうも愛知限定で販売されていたのでは?と。

だって,愛知出身者しか,六一〇ハップ知らないよ!

富山出身の私は,硫黄といえば立山の地獄谷。もっと強烈ですよ,たぶんるんるん




硫黄の話になったので,ちょっとアロマの話を。

精油の化学も,ウイスキーとほぼ同じく,炭化水素+酸素の世界です。

ただ,多くがテルペン系化合物なので,

ウイスキーの芳香成分とはちょっと違います。

でも,エステル類を多く含む精油は,

ウイスキー同様,よい香りのものが多く,

ラベンダー・アングスティフォリア(Lavandula angustifolia)などが知られ

ています。



Lavandula angustifolia.bmp
Lavandula angustifolia



(注1) テルペン:
C5H8からなる基本単位(イソプレン)が2つ以上集まってできている有機化合物。
(注2)ラベンダー・アングスティフォリア(Lavandula angustifolia):
「ラベンダー」には,実はいろいろな種類があります。リラックスの代名詞となっている「ラベンダー」は,Lavandula angustifoliaという学名のもので,これ以外の学名の「ラベンダー」はリラックス効果がない場合がありますし,妊婦さんが使ってはいけないものもあります。





精油に硫黄が含まれているのは珍しいのですが,

「ニアウリ(Melaleuca quinquenervia)」という精油には硫黄が含まれています。

香りは,一般的に言われている「ユーカリ(Eucalyptus radiate)」と似ていますし,

ユーカリと同様,風邪などに重宝する精油です。

ただ,ユーカリと違うのは,硫黄が含まれている分,

香りにさわやかさがないのです。

透明感がないというか・・・。

香りをかいでも,喉に何かが残る感じ・・・。

だから,めったに使わない精油で,正直,私は好きではありません。

こういう精油は芳香浴には向かないのでするんるん



aroma.bmp
Melaleuca quinquenervia&Eucalyptus radiate



ということは,話をウイスキーに戻すと,

くどく,苦苦しく感じてしまった3本目のウイスキーは,

あまり香りを楽しむのには向いていないウイスキーなのかも・・・。

硫黄の感じ,これで,よ〜くわかりましたるんるん



MARS MALT GALLERY565.jpg
3-MARS MALT GALLERY CASK NO.565 1988-2005 17年 58%
(まるで、グラッパの瓶の様・・・。)



というわけで,今回は,この3本目だけちょっと・・・で,あとはすべてOKよるんるんでした。











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