JuraA 〜ジュラはソープの味?〜
いやいや、ジュラは「ソープ」でした。
マスターは苦味をソープな感じと表現しましたが、
私は薬草のような感じを受けました。
その最たるものが、No.3。
シンナー、五穀米、草、漢方薬、青汁系とメモしてあります(笑)。
モルトというより、
薬草系リキュールと言った方が腑に落ちる感じです。
だから、とっても身体によさそうです(笑)。

3-SIGNATORY 1989-2013 23年 56.5%
その一方、最も苦味を感じなかったのがNo.4。
しかし、これこそKさん所有の、
ジャケ買いした「ソープ」でありまして…。
「ソープ」なのに、私はあまりソープを感じませんでした。
むしろ、この5本の中では最も飲みやすく、くせがない。
のどにひっかかるものもなく、
多くの人に受け入れられる味と香りだろうと思いました。

4-3RIVERS 1988-2013 24年 54.1%
例によって、モルト会のあと、
ご婦人と更なるモルトを堪能していたKさんに、
「4番、美味しいね♪」と言うと、
「ほら、ジャケ買いも捨てたもんじゃないだろ?」と(笑)。
では今度は、仏像シリーズを開けましょうかね


1-OMC 1989-2010 21年 49.3%
No.1も苦味を感じました。
「甘味のない砂糖水」と、凄いことをメモしています(笑)。
私が砂糖水と感じるときは、
アルコール度数を低く感じた、ということなんですが、
一応49度あったそうで…、
私もどうやら何度?星人に弟子入りできそうであります…。
ナンドランドも入場できそうです。
というわけで、「甘味のない砂糖水」というのは
アルコール度数をあまり感じなく、
甘味はあるんだけど、それがとても薄い、ということです。
甘味より、苦味が際立って感じたんでしょうね。
しかし、No.1はさすがOMC、
このままフェイドアウトするのではなく、
だんだん奥に秘めていた甘味が出てきました。
なかなかよいです


2-WHISKY AGENCY 1988-2012 24年 50.8%
No.2はシナモンなどのスパイスを感じました。
かつ、とてもモルティでした。
久々のAgencyでした。
しばらくAgencyともご無沙汰していたので、
Agencyセンサーも作動せず…。

5-EXCLSIVE MALTS 1976-2011 35年 53.7%
No.5は最もモルトっぽい感じで、厚みもあり、とても好きでした。
とはいえ、なんだかんだ言って、一番気に入ったのがNo.2。
ジュラはジュラらしいところで勝負しないと!
ジュラは甘味で勝負してもしょうがない。
ソープっぽい苦さで勝負しないと!!
だから、苦い上にHeavily PeatedのNo,2、
もう、モルトであることさえ捨ててしまったような苦味は、
むしろ、潔いと思いました。
さすが、シグナトリーのデブ瓶クン

媚を売ったり、ご機嫌とったりせずに、自分の信じる道を歩くのみ。
私は好きです

