白州A 〜壊れてしまったピートセンサー その2〜「今日はみんなが,ピート,ピートって言うんだよね」
「えっ? ピート?? 全然ピートを感じないんだけど…」
ガ〜ン!!
ピートのような特徴的な香りや味を感じないって,
すでに人間として終わっています。
そっか!
私が「苦い」と思ったのは,ピートだったんだ!
しかし,「苦い」としか表現できないピートって何なんだ?
カリラちゃん

を飲んでも,ラフロイグを飲んでも,アードベッグを飲んでも,
ピーティだってことは意識できています…。
まさかこの5本がカリラちゃん

だったりしたら,
私の人生は本当に終わってしまいます…。
「ま,ま,まさか,アイラじゃないでしょ?」
「ま,さすがにアイラではないよね。
アイラでないとしたら,どこになる?」
アイラ以外のピートと言えば,
ブローラ,ハイランドパーク,うっ,次が出てこない…。
しかし,ブローラでもハイランドパークでもないぞ,このピート感は…。
「実は白州なんだよね」
「そっか! 確かに白州はピートのイメージある。
でも,もっとピートが効いているイメージだった。
白州のピートってこんなに中途半端でぼけた感じだったっけ?」
アイラ以外のピーティなモルトに,白州を思い浮かばなかったショックより,
白州のピートを「苦い」と表現している自分,
ましてや,それを中途半端とか,ぼけていると言ってしまった自分が
とても嫌になりました。
なんてヤツだ!!
失礼極まりない(笑)!!
しかしそれくらい,
勝手に思い描いていた白州のイメージと大きく食い違いました。
ピートを感じた正常なメンバーも,
なぜか白州には至らなかったそうです。
そう,白秋先生も!
何なんだろう,白州って。
いや,その前に,ピートを感じない自分って何なんだろう,
まず,ここから議論しないといけません(笑)。
「僕たち,ピートセンサーがやられてしまっているかもしれないね。
ikuちゃんはいつもカリラを飲むし,
僕はいつもラフロイグを飲むし,
いつもピートの強いものを飲んでいると,
繊細なピートに気づけなくなるんだね」
そうだよな〜。
特に今年になってからというもの,
常にピートの強いモルトしか飲んでいないもんな〜。
「ikuちゃん,オクトモアって,言う程ピート感じないでしょ?
普段アイラを飲まない人って,
オクトモアは身体が受けつけないんだよね」

はい,167ppmでしたっけ?
どれだけすごいピートなんだろう!と思うも,
普通に飲めるよね,って印象のオクトモア。
そういう人は,やっぱりピートセンサー壊れています。
トウガラシの好きな人が,どれだけ辛くっても大丈夫,
と同じことなのかもしれません。
ピートセンサーの修復には,
甘いモルトを飲む習慣をつけなくてはなりません。
でもね,1杯だけ味わって飲むなら甘いのがいいんだけど,
量をこなすときは,やっぱりドライでないとね…。
いや,モルトで量をこなそうという発想そのものを修復しないと,
私のピートセンサーが復活する日はやってきません…。

1-OWNERS CASK 1999-2011 12年 51.0%
2-OFFICIAL 1997-2009 12年 56.0%
3-SMWS 120.3 1988-2003 14年 56.4%
4-OFFICIAL 1993-2008 15年 59.0%
5-OWNERS CASK 1992-2008 16年 60.6%
山崎白秋氏コニサーズクラブレポート
posted by standbar at 19:34|
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