Dailuaine 〜マイナー蒸留所の宿命〜随分ご無沙汰しています。
提出期限を過ぎた宿題をしている感じです・・・。
8月お盆の帰省ラッシュの時期だというのに、6月のモルト会の報告です(笑)。

1-WHISKY EXCHANGE 1982-2009 27年 46.0%
2-ARCHIVES 1983-2012 28年 47.3%
3-OMC 1997-2011 14年 50.0%
4-DUNCAN TYLOR 1983-2011 27年 54.4%
5-SMWS 41.33 1990-2005 14年 60.4%
山崎白秋氏コニサーズクラブレポート今回、なかなかいい感じの5本なんですよ。
でも、どういうわけか、最初の感動が続かない・・・。
最初はテンションが高かったのに、だんだんテンションが下がるんですよ・・・。
なぜだろう?
別に悪くないんですけどね(←この書き方が、すでにやばいですよね(笑))・・・。
恐る恐るマスターに感想を言ってみることにしました。
「最初はいいな〜って思っていたんだけど、なぜか感動が持続しないんだけど、
なんでだろう?」
「だからザ・マイナーなんだよね」
ザ・マイナーですか!
今一つ有名に成り得ていない蒸留所には、それなりの訳があると・・・!
確かに印象で言うと、最初のインパクトより、
余韻の印象がいい方が記憶に残るし、美味しいと思う。
「終わりよければすべてよし

」ですから。
「しかも、27年熟成だから凄い〜〜って感もないでしょ?
今回、14年熟成が2本と27(28)年熟成が3本だけど、
ま、熟成している年数が倍違うんだけど、倍の美味しさ感じないでしょ?
そのあたりなんだよね、人の記憶に残っていかないのは…」

1-WHISKY EXCHANGE 1982-2009 27年 46.0%
No.1 27年
46度、なるくてしゃびんしゃびん
(「なるい」も「しゃびんしゃびん」も名古屋弁だそうで…)
27年熟成した熟成感、深みはあまり感じられず、
シナモンやペッパーのようなスパイシーを少し感じる砂糖水系。

2-ARCHIVES 1983-2012 28年 47.3%
No.2 28年
小麦粉のような粉っぽい香り。
味はモルティ。苦みとスパイシーさを少し感じる。
モルティな感じがするモルトは、若いものが多いと思っているのですが、28歳か・・・。

4-DUNCAN TYLOR 1983-2011 27年 54.4%
No.4 27年
君もモルティだね〜。
香りがふっと立つのではなくて、横にだれる…。
これは熟成のし過ぎなのかな。
一番いいピークを過ぎてしまって、老いていく途上という感じです・・・。
ちょっとパフューミーな感じもしました。
この3本が熟年派。ヤング派はこんな感じ。

3-OMC 1997-2011 14年 50.0%
No.3 14年
14歳なのに、香りに勢いがないな…。
香りの立ちが悪いです。
ちょいとパフューミーも感じます。

5-SMWS 41.33 1990-2005 14年 60.4%
No.5 14年
はい、あなたは若いってこと、よくわかりますよ!
香りの勢いもありますしね。
まさにアルコールの香りがツ〜ンときます。
「あなたはエチルアルコールですね♪」という味。
アルコールの甘さではなく、アルコールのピリピリ感が際立ちます。
ま、こんな感じでした。
若いが故の美味しさ、歳をとったふくよかさ、
あんまり関係ないよな〜、って感じの5本でした。
これが、ザ・マイナーたる所以か…。
しかし、ダルユーインと言えば、例のラベル論争で書いたことがある、
信濃屋さんの「禽獣図会」、なかなか美味しかった気がするんだけど…

Agencyのロマンティックシリーズのダルユーインも、
なかなか美味しかった気がするんだけど(笑)。
posted by standbar at 23:55|
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ダルユーイン
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