2013年03月26日

2月24日コニサーズクラブ2



A.D. Rattray VS BlackadderのRaw Caskシリーズ 〜女性的VS男性的〜




蒸留所のハウススタイルより,

ボトラーズのハウススタイルの方が強いんじゃないかと,

それこそAgencyマジックとか,ダンカン・テイラーの素など,

言われるようになっていますが,

素直に好きだな〜,と思えるボトラーズがありまして,

それは,このブログでもよく書いておりますが,

ダグラス・レインのOMCシリーズ,

そして,今回No.2のボトルである,A.D.Rattrayです。

どちらも,ラベルがシンプルなところも好感が持てまするんるん




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2-A.D.RATTRAY 1990-2010 19年 49.9%




「昔はDewarRattrayって言っていなかったっけ?」

「そうだよね,確かラベルにもそう書いてあったように思うけれど」

と,早速調べてくれました。




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1868年、アンドリュー・デュアーとウィリアム・ラトレーによって設立。

当初はフランス・ワイン、イタリアのスピリッツ、オリーブ油の輸入業者であったが、

紆余曲折後、モリソン・ファミリーに買収され、ウイスキーの業者として定着する。

2012年,"DEWAR"が、商標権の関係で使えなくなってA.D.RATTRAYとなる。




「Dewar’sがあるから,使えなくなったってことだよね,きっと」




2007年から女性が樽選びをし,とても評判がよいそう。

しかし,2010年,寿退社されたそうです。

女性が選ぶ樽って,それだけでちょっと興味がそそられます。




「A.D. Rattrayはいいよねるんるん

マスターと意見が一致しました。




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5-BLACKADDR 1989-2010 21年 54.2%




その一方,No.5はBlackadderのRaw Caskシリーズ。

「Raw Caskシリーズって,無濾過というよりは,

わざと樽の木片を入れているって感じだよね」

「Raw Caskシリーズになってから,ちょっと好きでなくなったかな。

あの木片のおかげで,最後の1杯が飲めないからね。

そういえば,Kさんって,

Raw Caskシリーズの最後の1杯は,

コーヒーフィルターに通して飲むんだよ。

物を大切にする心というよりは,煩悩な感じだけどね(笑)」




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ロウカスク木片




さすがKさん(笑),私も煩悩のなせる業に思えまするんるん




Raw Caskシリーズは,そんなに飲んでいないせいもありますが,

確かにあまり感動的なものには出会っていない気がします。




A.D. Rattrayが繊細で女性的だとすれば,

Raw Caskシリーズは,荒々しい男性的な感じでしょうか。












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2-A.D.RATTRAY 1990-2010 19年 49.9%
5-BLACKADDR 1989-2010 21年 54.2%
















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2013年03月25日

2月24日コニサーズクラブ1



Glenrothes 〜万人にうける美味しさは,意表を突かないつまらなさ〜




今日はうきうきの5本るんるん

だれにも好かれる感じだと思います。




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1-IMPRESSIVE CASK 1969-2009 40年 42.9%
2-A.D.RATTRAY 1990-2010 19年 49.9%
3-DUNCAN TAYLOR 1968-2010 41年 50.9%
4-CARN MOR 1988-2010 22年 51.8%
5-BLACKADDR 1989-2010 21年 54.2%




ざっと香りをコメントします。




No.1 ベースノートがしっかり。華やか。

   白檀,バニラ,バルサム調の香り,柑橘系,キャンディ系,フルーツ。

   香りの重なり方が深く,トップ,ミドルノートの拡散の仕方が素晴らしい。




No.2 トップノート,ミドルノートは感じるが,ベースノートがあまり感じられない。

   クリーム,カラメル系。

   香りの厚みが乏しい。




No.3 No.1からややベースノートを弱めにした感じ。




No.4 No.2よりもさらにベースノートが乏しい。




No.5 香りの立ちが悪い(拡散しない)。香りが保留されている。

   トップノートが感じられない。

   パチュリー,ベチバーなどのほろ苦い香りがアクセントになっている。

   甘味は少ない。




香りの立ち方からすると,No.1とNo.3が似ています。

ベース,ミドル,トップと,ちゃんと積み重なっていて,厚みがあり,

香りの変化も楽しめる。

No.2とNo.4はベースノートがしっかりしていないので,

香りが薄っぺらい。

No.5.はベースノートがしっかりし,かつ,香りが固まっていて,重々しい。




これはそのまま熟成期間と相関していました。

No.1とNo.3は長熟で美味しいるんるん

No.2とNo.4は若くて厚みがない。

No.5は異質。




そのまんまじゃん(笑)。

ま,若いといっても20年前後ですから,

悪いわけでは決してなく,美味しいのですが,

ついつい比べるとね,というやつで・・・。




「美味しいと言ってくれるのは嬉しいけれど,

意表を突かないのって,つまらないよね〜。

若いのに熟成感がある,とか,意表を突くとワクワクするけれど,

やっぱり長熟は美味しいよね〜,って結論になると,

おもしろくないんだよね〜」と,マスターのぼやき(笑)。




ilovewhisky.png
1-IMPRESSIVE CASK 1969-2009 40年 42.9%




今回はぶっちぎりでNo.1が好きでしたるんるん

No.1, No.3とNo.2, No.4を比べるというのは,

香水とオーデコロンを比べる感じで,同列で比較できませんが,

オーデコロン系のNo.2は,これはこれで好きでしたるんるん

ゆっくり味わって飲むのではなく,気軽にクィっと飲むにはいいですねるんるん

No.5は,香りも味もどっしり系なので,少量味わうならいい感じかもしれません。




最近は,なるべく,

香りがどう積み重なっているかを感じとろうとしていますが,

ベース,ミドル,トップが

ちょうどピラミッドのように積み重なっているものが

美味しく感じます。

香水では,ベース:ミドル:トップ=5:3:2くらいでブレンドするのが基本です。

これくらいどっしりとベースが入っていると,香りに厚みが出て,

ミドル,トップの香りを引き立ててくれます。

しかし,ベースを入れすぎたり,

特殊なベースノートの香りを使ったりすると,香りが動かなくなってしまいます。

今回のNo.5みたいな感じです。




少しずつ調香で学んだことが,モルトに役立ってきていまするんるん










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Glenrothes Distillery















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