2015年04月21日

「アノスミア」 〜嗅覚を失ってからそれを取り戻すまでの物語〜



1年前から紹介したいと思っていた本があります。

読破してからにしようと思っていたら、途中でストップしてしまい、

それっきりになっていましたが、

せっかくなので紹介したいと思います。

本を全部読まないと人に紹介してはいけない、

という理由はありませんからるんるん




「アノスミア」

あまり聞きなれない言葉ですが、

anosmia 嗅覚消失症、無嗅覚症のことです。

文字通り、香りを感じなくなる症状です。

この本は、著者がアノスミアになり、

それを取り戻すまでの実話です。




アノスミア.png




モルトを飲むようになってぶち当たった壁が、

香りをどう表現していいかわからない。

ま、味もそうなんですが、

テイスティング用語がピンと来ないということ。

自分で感じる分にはどう表現してもいいけれど、

これを人に伝えるときには、何か「共通語」がいるのではないかと、

それを学ぶのにこうしてモルト会に参加したり、

調香を学んだり、しているわけです。




で、この本をこのブログで紹介したいな、と思ったのは、次の一節。




ほかの感覚とちがって、においは言語を寄せつけない。

においを表現する言葉はいずれも

厳密にはほかのものを表す言葉、

ほかの感覚で知覚されるものばかりだ。

においとは比喩で表現される感覚であり、つねに、

もっと具体的でわかりやすい他の感覚との比較で語るしかない。

使われるのは味覚の用語が多い(芳醇な、みずみずしい、酸っぱい、甘い)が、

視覚(鮮やかな、濁った、緑色の)、

触覚(温かい、やわらかい、涼しげな)の用語もあれば、

音や音楽を思わせるもの(のびやかな、メロディアスな、深みのある)もある。




これを読んで、ほっとしました(笑)。

そうそう、嗅覚特有の形容詞はないんだよ(笑)!

そして、感覚というのはとても個人的なものだと。

例えば「みずみずしい」という言葉で表現される感覚も、

自分が「みずみずしい」と感じた体験を思い出しているのであり、

個人の体験が違えば、

「みずみずしい」という言葉で表現される感覚も

個人差があるんだよね、と。

だから、テイスティングは、個人的なものであっていいんだと。




一番最初にモルトを飲んだ頃、

テイスティングなんて知らなかったので、

モルトの覚えるのに、

クラガンモア→頭のてっぺん(百会)が開く

オーバン→立板に水

みたいな、誰にも共有されない覚え方をしていましたが、

その頃の感覚でいいのかなるんるん




そうそう、そして、味覚は嗅覚があって成立します。

嗅覚を失うと、味がわからなくなる。

美味しい♪とモルトを飲めるのは、

嗅覚があるおかげでするんるん

香りを表現できなくても、香りがわかる、ということは

とても素晴らしいことなのです。

嗅覚に感謝るんるん ありがとう〜〜〜〜るんるん



















posted by standbar at 18:59| Comment(2) | アロマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
しばらくブログがアップされていなかったので心配していました。
鳥の様に自由に過ごされているのですね。
野菜の勉強をされるのですか?
興味のある事を深く勉強する姿はとても素敵です。
私も野菜は大好きです。
野菜の話もモルトの話もとても楽しみにさせて頂きます。
お身体に気をつけて頑張ってください。
Posted by TOMO蔵 at 2015年04月26日 09:56
TOMO蔵さん
何も言わずにお休みさせてもらってごめんなさい。お休みしたことで、たくさんの方が私を応援してくれていることがわかったので、またブログを書こう♪と思い始めました。本当に皆さんに感謝です。先日、久しぶりにシングルモルト会に参加しました。おもしろい実験を報告できるかと思います。もうしばらくお時間ください。

明日の自分がどうなるかはわかりません。
悔いのない一瞬一瞬を送るには、「しなければならないこと」より「したいこと」を優先することです。それが鳥のように自由に生きる、ということです。毎日毎日楽しく生きています♪TOMO蔵さんもそういう人生を送ってくださいね♪
Posted by iku at 2015年04月28日 00:21
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