2015年05月31日

正露丸でアイラは模倣できるか? 〜香りをデフォルメしてみようよ♪〜



前回の投稿の最後に、

自家製正露丸リキュールからの模倣、と書きましたが、

香りの模倣を、もう一つの角度から挑戦しようと思っています。

ずばり、正露丸を使いまするんるん

アイラの香りを正露丸みたい、という人が多いなら、

本物の正露丸でアイラの香りを模倣することができるのか、

実際にやってみようよるんるん




模倣するとき、

写生のように本物そっくりに近づける方法と、

ものまねのようにデフォルメすることによって特徴をつかむ方法があります。




人工的な香料って、強いんです。

正露丸は言うまでもなく、ですね(笑)。

生のイチゴと、かき氷のイチゴシロップの香りを比べたら、

イチゴシロップの方が強いはずです。

そして、ブラインドで香りを嗅ぐと、

もしかしたらイチゴシロップの方を本物のイチゴだと思うかもしれません。

香料には、本物の特徴を際立たせる何かがあります。




香料って、ものまねみたいなものだと思うんです。

本物はこんなに極端でないけれど、これはやっぱり五木ひろしさんでするんるん




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「昔、正露丸をちょっとグラスにつけて、

『アイラだよ』って言って出してみたら、

すっごい怒られちゃって、トラウマなんだよね…」




マスターは実験好きでするんるん

怒られない形で再実験しましょうよるんるん




まずは、自家製正露丸のリキュールを作るるんるん

スピリタスに正露丸を漬けこんでみますか(笑)?




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ベースになるモルトは、グレンリベットかな。

これにほんの1滴、2滴正露丸リキュールを入れてみる。

何滴がほどよいかは、実験してみないとわかりませんね。

これを「アイラの素」としましょうるんるん




「アイラの素」を飲んで、

あ、アイラ!と思うかもしれないけれど、

本物のアイラと比べてしまうと、全然違うじゃん!かもしれません。

でも、アイラかも!と思ったら、

いい意味で騙されたら、

まずはデフォルメ成功ですねるんるん  




そして、ここに何を加えれば、

カリラらしさ、ボウモアらしさ、ラフロイグらしさ…が出るのでしょうか。

これがわかると、アイラの各蒸留所の特徴、

各蒸留所のハウススタイルがわかるんじゃないのかなるんるん




追伸:正露丸は、いくつかのメーカーが作っています。

メーカーによって成分の含有量が違い、香りが違います。

今回実験に使ったのは、ラッパのマークの正露丸ではありません。












かーり.jpg











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2015年05月30日

香料でカリラ12年♪を作ってみるぞ!B 〜動物香料の威力〜



甘い感じが気になったので、

我が家にある

クラガンモア 1989-2009 19年 60.4% Clydesdale




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クライヌリッシュ 1997-2014 16年 50.5% DUN BHEAGAN




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と比べてみましたが、全く違いますね。

たくさん入れた動物香料は、アイラの感じをうまく出しています。




改めて自作のカリラ12年と本物のカリラ12年を比べます。

言うほど悪くないじゃんるんるん

我が家の他のカリラちゃんと比べてみたら、

1984-2008 24年 46% Valentino Zagatti’s Personal Choice




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がかなり近い感じでした。

ちなみに、このボトルは、今まで色々飲んできたカリラちゃん♪の中でも

私の大のお気に入りるんるん

引っ越し祝いに買ったボトルでするんるん

「マザーテレサのいる野戦病院」と私が命名したボトルです(笑)。




それでは、と、他のアイラのボトル達とも比べてみました。

違う……。

これなら自作のものとカリラ12年の方がやっぱり近い。




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アードベッグ、ラフちゃん、改めて香りを模倣したら、

アイラのそれぞれの特徴がわかってくるかもしれませんるんるん




しかし、大きな欠陥発見!

残り香が全然違う!!

本物のカリラ12年は、ムエットではほとんど残香がありません。

自作のものは、ガンガンに香りが残っています(笑)。

動物香料はベースノートであり、香りを保留する働きがありますから、

当然香りが残りますね。

残り香が違ったら香水としてはアウトです!

また来月、先生のところに行ってトライしてみまするんるん




自家製正露丸リキュールからの模倣、

香料からの模倣、

どんな結果が待っているのでしょうか。

どちらもワクワクしまするんるん











かり.png


















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2015年05月29日

香料でカリラ12年♪を作ってみるぞ!A 〜試作品ができました♪〜



はい、そもそも調香を習いにいったのは、

先生の作られた香りに感動したから、というのはもちろんですが、

勉強することによって、ウイスキーの香りの組み立てがわかるのではないか、

という大きな目的があったからでした。

ようやく原点に立てたわけです(笑)。




で、早速問題が。

スモーキー、ピーティーな感じを、どうやって作ろう???

さすがに、スモーキーでピーティーな香水はありません(笑)。

先生の提案は、動物香料を使ってはどうか、と。

なるほど!!




動物香料とは、その名のごとく、動物からとった香料です。

カストリウムはビーバーの肛門の近くにある香嚢からとった香料。




びー.jpg




シベットは、ジャコウネコの分泌物。




む.jpg




はっきり言って、万人受けするいい香りではありませんが、

これを香水にほんのちょっと入れると、

不思議といい香りにまとまるのでするんるん

味で言うところの隠し味的なものです。




カストリウム、ウッディな香りのアセチルセドレン、オイゲノール、

その他いくつか調合してみました。

「香りが割れているわね。やり直してみる?」

はい、やり直しはいつものこと(笑)。

少量加えた香料の中で、NGのものがあったようで…(笑)。




再度トライるんるん

「さっきよりかなりいいわね」

でも、自分としては、カリラ12年のドライ感がない。

なんとなくまったりとした甘さを感じる。

これなら、いわゆる南国フルーツ系の方が近いんじゃないのかな。




というわけで、家に作品を持ち帰り、

我が家のどのボトルと一番近いか、嗅いでみることにしました。

香りはムエット(試香紙)で嗅ぎます。

ウイスキーの香りをムエットで嗅いだことのある人は

ほとんどいないんじゃないのかな(笑)。

ボトルから嗅ぐ感じ、グラスから嗅ぐ感じ、ムエットから嗅ぐ感じ、

みんな違います。

グラスを変えただけでも香りの感じが違うんですからるんるん

しかし、私は調香のやり方に沿ってカリラを模倣しているので、

ムエットで嗅ぎ比べます。  (続く)












いま.jpg












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2015年05月28日

香料でカリラ12年♪を作ってみるぞ!@ 〜アロマノージングキットがちょっとわかってきたかも♪〜



やりたいことはやってみるるんるん

これは私のポリシーです。というわけで、

「先生、今日はやりたいことがあるのですが。

この前、竹鶴の香りを作られたと言われたので、

私も再現したいウイスキーの香りがあるのです。

挑戦してもいいですか?」




やっぱりカリラ12年るんるんから始めるのが筋というもの(笑)。

快くOKしてくださいましたるんるん

そしてアロマノージングキットも持ち込んでみました。




私がアロマノージングキットを購入したのは、

まだ調香の勉強を始める前です。




アロマテラピーの世界で精油をブレンドするのと、

香水を作るために香料をブレンドするのは、随分違います。

アロマで用いる精油は西洋の漢方薬のようなもの、

薬理作用優先でブレンドします。

(注:精油は日本では雑貨扱いなので、

効果効能を謳うと薬事法違反になるので注意を要します)

香水作りでは、トップノート、ミドルノート、ベースノート、

いわゆる揮発度を重視します。




植物からとった精油は元々たくさんの芳香成分のミックス体であるのに対し、

香水作りでは、植物からとった天然の香料も使いますが、

主に単体の芳香成分を掛け合わせて作ります。




例えば、一般にラベンダーと言われる精油は、




らべ.jpg




酢酸リナリルやリナロールなど、

100種類くらいの芳香成分がミックスされていますし、

ローズの精油は、




ろー.png




ゲラ二オールやネロ―ルなど、

300種類くらいの芳香成分がミックスされています。

アロマの世界では、ラベンダーとローズをブレンドすることはありますが、

リナロールやゲラ二オールなどの単体の芳香成分を掛け合わせることはありません。

香水作りでは、ラベンダーとローズをブレンドすることももちろんしますが、

リナロールやゲラニオールのような単体の芳香成分を掛け合わせることが多いです。

その方が香りを一定にできるからでするんるん

天然のローズやラベンダーは、

植物が生育していた土壌や天候によって、中の芳香成分の割合が変わり、

いつも一定の香りではありませんからるんるん




で、今、香水作りを知った上でアロマノージングキットを見ると、

なかなか面白いるんるん

当時は、「シトラス」ってどの柑橘の何の香りなんだ!

「ウッディ」と言ったって、色々な木があるじゃん!

とかなり怒っていましたが(笑)、

改めて先生と一緒に香りを嗅ぐと、

「シトラス」って、もしかして(*1)リモネン?




れも.jpg




「ウッディ」って、もしかしてアセチルセドレン?

「スパイシー」って、もしかして(*2)オイゲノール?




くろ.jpg




と、その正体がうっすらわかってきましたるんるん

リモネンもアセチルセドレンもオイゲノールも

単体の芳香成分でするんるん




先生も、「これを混ぜたら、ウイスキーになるの?」と

とても興味深そうるんるん




で、私はこのアロマノージングキットの香料ではなく、

いつも調香の勉強で使っている香水用の香料で

カリラ12年に挑戦することにしましたるんるん

それぞれの香料の特徴がわかっている方がやりやすいし、

香料の数も多いですのでるんるん

とはいえ、香水用の香料ですから、ハードル高し、です。




(*1) リモネン:オレンジ様の香り。
オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘類に
90%以上含まれているトップノートの香料。
分子量がとても小さいので、すぐになくなる香りです

(*2)オイゲノール:クローブの主成分。
フェノール類に属しますから、
フェノール値を高くするのに一役買う香りと考えられます。









か1.jpg





























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2015年05月11日

香料でモルトの香りを再現できるか?



NHK連続ドラマ「マッサン」が大好評で、

モルトに興味を持つ人が増えたのでしょうか。

私の調香の師匠も、

「竹鶴の香りを作ってみたのよ。どう?」と。




香水用の香料でモルトの香りを作られたらしい。

お友達に高価な竹鶴をごちそうしてもらったお礼とのこと。

どの竹鶴を模倣されたのかわかりませんが、

わりとドライな香りでした。

「ドライな感じですね。

甘いフルーツ系の香りのウイスキーを好む人が比較的多いんですよ」

「あら、そうなのね。

じゃ、ちょっとだけフルーツの香りを加えてみようかしら」




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香水用の香料にも、「フルーツの香り」というのがあります。

桃の香りが特徴的なmitsukoという名香がありますが、

色々なフルーツをミックスした香りの素、というのもあるのです。

どんなフルーツの香りがミックスされているんだ?

どのフルーツをミックスしたら、「フルーツミックス」らしい香りなんだ?

と、つっこみどころも満載なのですが、

その香りをほんの少しだけ加えると、

芳醇な美味しそうな香りになりましたるんるん

「いい感じです〜るんるん




香水用の香料で、モルトの香りは再現できるのでしょうか?

例の「アロマキット」もあるし、

これも持ち込んで一度挑戦してみようかな。




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いやいや、これが、次回のシングルモルト会に大きくリンクするとは、

このときは全く知らないわけでありまして…。




追伸:「マッサン」効果について、マスター曰く。

余市の水割り止まりだね。

モルト好きほど、「マッサン」を見ていないらしい。

少なくとも、モルト会のメンバーはほとんど見ていない。

私もテレビがないので見れませんし、

「マッサン」ブームの頃、私はひとり「野菜」ブームでしたるんるん











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