2012年03月30日

白秋VS iku対談J 〜Agency現象〜




どの業界にも,ブームがあります。

スマホのアプリの世界で言うと,今のブームは「なめこ栽培」でしょうか(笑)。

モルト界は,やっぱりAgencyでしょう。

Agencyで出た蒸留所のものは,すぐに他のボトラーズでも発売されるのだとか。

Agencyにあやかろうとしているのでしょうかね。

まだ生まれて日が浅いボトラーズだというのに,

凄い勢いでその地位を確立しようとしています。

火付け役は,スリーリバースのようですねるんるん




ブームで恐いのは,人の意見に流されるということです。

自分で飲んで美味しい,と判断するのではなく,

「美味しいと話題になっているボトル」だから美味しい,と思い込むこと。

多数意見に意義を唱えるのって,勇気がいるけれど,

人の意見に引きずられる必要は本来ないはずるんるん

自分で判断できる力って,やっぱり大切だと思うんです。




と,さも私が言ったことのように書いていますが,

白秋先生とマスターの対談の内容です(笑)。

いえいえ,「自分で判断する力」については,

私も日頃から,どんな場面においても大切だと思っています。

人の意見に左右されず,自分の意見を持とうるんるん

自分のテイスティングの感覚を大切にしようるんるん




で,そのためには,ブラインドで飲むことが大切でしょう,という結論に(笑)。

やっぱりモルト会に行かなくちゃ,ってことになります(笑)。

モルト会を宣伝しなくっちゃ(笑)。

ラベルを見ずに飲むというのは,思い込みを捨てることです。

自分の感覚に正直になることです。

ブームに流されないということです。




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「ワインの科学」(河出書房新社)




樽のことを調べようと思って読んだ本「ワインの科学」(河出書房新社)に,

面白いことが書いてありましたるんるん

ソムリエさんに標準的なワインを飲んでもらい,

1週間後にもう一度同じワインを試飲してもらいます。

しかし,ソムリエさんは,同じワインかどうかは知らされていません。

一度目は「ヴァン・ド・ターブル(テーブルワイン)」,

二度目は「グラン・クリュ(特級)」というラベルを貼り,

テイスティングにどんな差がでるかの実験です。

同じワインのテイスティングなのに,

二度目の評価の方が高くなるという実験結果が出たとのこと。

つまり,ラベルが,感覚を変えているということなんです。

これを「知覚の期待値」と言うのだとか。

プロのソムリエさんでもこうであるなら,

趣味でモルトを飲んでいる人は,

ラベルに左右される度合いがさらに大きい,ってことですよね。




しかしその一方で,ラベルを見るのもモルトを飲む楽しみの一つるんるん

Agencyのラベルは,確かにインパクトが大きく,

美味しそうな印象を与えまするんるん

ラベルをも含め,美味しい♪と感じることは,ごく自然なことだと思います。

そう,人の受け売りではなく,

自分で感じた結果がそうであるなら,その感覚を大切にすべきですねるんるん














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2012年03月29日

白秋VS iku対談I 〜実験タイム♪ 続・加スピリタスVS加水〜




どうしてこういう流れになったんだしたっけ?

全く覚えてないのですが,楽しい楽しい実験タイムです(笑)。

加スピリタスVS加水でするんるん

以前私が家で実験したことはお伝えしましたが,

白秋先生も交え,新たに実験でするんるん




この実験は,どれくらいのアルコール度数のモルトに,

どれだけのスピリタス,もしくは水を入れるか,

これを決めるのが難しいのですが,そこは大きくカット(笑)。

だって,計算が難しいんですもん(笑)。




度数40%のモルト100ccに,アルコール度数100%を10cc入れたと仮定すると,

全体110cc中のアルコールは50ccになるので,度数は46%になる,

とメモがしてあります(笑)

白秋先生が計算しておられたのを写しておきました(笑)




まずはアードベッグ10年で実験。

ノーマル46%,加水40%,加スピリタス56%。

この3種類がブラインドで出てくる(笑)。

簡単でしょ,と思いましたが,考え込むとわからなくなる。

以前の私の実験で,加スピリタスは縦に広がり,加水は横に広がる,

という印象があったので,

その直感を信じたら大丈夫なのですが,

実はそう簡単にわかるのではない,というのが驚きでした。

アルコール度数の差は思ったより感じにくいこともわかったし,

どっちの方が美味しい・美味しくない,という感じでもないし,

水やスピリタスを加えると味がぼやける,という感じでもないのです。

白秋先生は,スピリタスを加えると,まったり感が出て,

水を加えると,まろやかになる,と言っておられました。




以前個人的に実験したときもアードベッグ10年でやってみたのですが,

スモーキーなモルトだからわかりやすかったのではなかろうか,

例えばスペイサイド系のモルトでも同じような印象なのだろうか,

という疑問が生じました(笑)。

せっかくなので,別のモルトでも実験したい,とマスターにおねだりし(笑),

クライヌリッシュでも同様に実験してみました。

なんとなくアードベッグよりわかりにくかったかもるんるん

そして,加水は結構美味しいかもるんるん




白秋先生は,毎回のモルト会でテイスティングされるときに,

加水して溶けているものを分析されるそうです。

加水した方が,何が解けているか,わかるのだそうです。

加水は分解へ,加スピリタスは統合へと向かうのでしょうか。

であるなら,私は加スピリタス派ですね(笑)るんるん












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撮影:山崎白秋











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2012年03月28日

白秋VS iku対談H 〜クセのある5杯VSバランスのとれた1杯〜




そもそも熟成されたものって,

バランスがとれ,角がとれ,樽の香りがある感じだよね。

ま,簡単に言うと,優等生。

角があるものって,クセがあるとか,個性があるとも言えるけど,

ま,簡単に言うと,劣等生。

角がある5杯とバランスのとれた1杯,

あなたならどっちを選ぶ?




すごくいいものって,同じ方向に収束する。

ほどよい甘さがあって,熟成年数が長く,

それでいてある程度のアルコール度数があり,

樽の香りがあり,味に深みがあって,余韻も長い…。

そんな極みつけのボトルを探し続ければ続けるほど,

そんなボトルに出会える可能性が少なくなる。

まるで,先のとがった山の頂点を目指すようなもの。




個性のあるモルトは,四方八方に拡散する。

塩っぽいもの,ダンボールっぽいもの,鉛筆の芯のようなもの…。

すごいシェリーもあれば,すごいピートだってある。

まるで,山の裾野を広げているようなもの。




頂点を極めるか,裾野を広げるか,

もちろんどちらも大切なことですが,

裾野を広げるのも悪くないんじゃない?




という白秋先生のお考えに私も同感るんるん




美味しさを極めていくと,蒸留所の枠を超え,時空も超え,

究極の1本に近づいていくのかもしれません。

「ハズレがないよね」と思わせるAgencyやダンカン・テイラーは,

もしかしたらそれを狙っているのかもしれません。




好き嫌いが分かれるような個性派のモルトは,

そのモルトに出会えたことにワクワクしてしまうるんるん

こんな味もあるんだ!!

こんな香りもあるんだ!!

の方が,やっぱり楽しいるんるん

私の,バナナ焼酎への憧れは(笑),こんなところにあったのかもしれませんるんるん











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2012年03月27日

白秋VS iku対談G 〜感覚は環境に合わせて補正しているのかも〜




白秋「うまみ成分がある・ないと感じるのは,

   実は本当に入っている・入っていない,ではなく,

   体調なのかなあ。

   うまみ成分のある蒸留所,ない蒸留所があるとは思えないんだけどね」




白秋先生のこの発言には,ちょっとビックリ!でした。

白秋先生は,常に絶対的な香りや味の軸を持っておられるはずなのでるんるん




でも考えてみると,

疲れているときは,甘いものを欲したりするわけだから,

いつもより糖度が高いものを食べても,

普通の甘さに感じるかもしれません。




同じモルトでも,飲むときによって印象が違うのは,

こちらの体調によるところもあるのでしょうね。

だって,そう短期間に味や香りが変わるとは思えませんから。

ま,もちろん,飲む順番などの条件は置いておいて,ということですが。




白秋先生が,趣味でやっておられる写真に関連し,

興味深い話しをしてくださいました。

人間の目は白でないものも白に見えるように補正する働きがあり,

環境に合わせているとのこと。

つまり,人間が見ている色は絶対的な色ではなく,相対的なものであると。

しかし,カメラは絶対的な色を映し出すので,

その調整(ホワイトバランス)をしないと,

人間が見ている色とは全く違う色が写真に映し出されるそうです。

(これで合っていますか?)




香りも似たことが起きます。

たとえば,ラベンダーがいい香りだと思っている人でも,

そのときの体調によっては,その香りがいい香りに思えないときがある。

人間は絶対的な香りの良し悪しがわかるわけではないのではなかろうかと。

香りは良し悪しというよりは,好き嫌いの情動に繋がるので,

もう少し複雑かもしれませんが。




なんて話しから,

視覚と同じように,嗅覚も環境に合わせて補正をしているのかも,

いや,感覚は全てそうなのかも,思えてきました。

補正をする,なんていうと,

軸がぶれてばかりで,いかにもアマチュアっぽいですが,

それを生業としているのでなければ,

感覚が環境に合わせて補正するのは,

身体にとって,必要なことのように思えてきまするんるん




逆に,自分の感覚に敏感になれば,

自ずと今日必要とする味や香りがわかるという考え方もできますねるんるん

「今日の一杯」を決めるには,

「自分の身体の声を聴くるんるん」のがいちばんなのかもしれませんるんるん













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撮影:山崎白秋












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2012年03月26日

白秋VS iku対談F  〜オフォシャルボトル,1回で作る量ってどれくらいなんだろう?〜




香料の話しを少し続けまするんるん

なぜ最近天然香料の香水が少なくなってきたかというと,

同じブランド名の香水を大量生産するのに,

天然のものを使えば,毎回パフューマーが香りを微調整しなければならず,

ということは,コストがかかる,

だから,今は,単一香料を混ぜ合わせ,それこそボタン1つで,

全く同じ香りの香水を機械で大量生産できるようにしているそう。

天然香料はそのほとんどが植物から採るわけですから,

日照時間,土壌などの条件が変われば,

当然香りが違ってくるわけです。

日照時間や土壌によって,

「汐見スイカ」の甘みがいつも同じであるわけではないのと同じ理屈です(笑)。

でも,機械で大量生産してしまったら,

パフューマーの出番がなくなってしまいますね(笑)るんるん




それをモルトに当てはめると…。

マスターがずっと疑問に思っていたことなんです。

「例えば,山崎の12年を作るとしよう。

いろいろな樽の原酒を混ぜるんだけど,

1回で作るその総量ってどれくらいになるんだろう。

同じような風味にしようと思って作っても,

それこそ天然のものだから,

樽が変われば,香りも味も絶対変わるわけで,

チビチビ作っていても埒があかないよね(笑)。

一樽一樽味をチェックしてブレンドするのか,

最初に大まかにブレンドして,最後のところで調整するのか。

どっちなんだろうな〜」

これも興味津々のテーマ(笑)るんるん




こう考えてみると,

ブレンダーって,やっぱり凄いるんるん

香水は,モルトの原酒に当たる単一香料を,

分離したり工場で人工的に作ったりできるけれど,

モルトって,人工的に原酒を作ることは不可能ですからね。

それこそ,ボタン1つで大量生産できる,ってわけではないですからね。

モルトを飲むときは,

この1本ができるのに携わってくださった

たくさんのたくさんの人々に感謝しなくては,って,

改めて思いまするんるん




「だから,シェリーを作るとき,ソレラシステムがあるんじゃない?」

と白秋先生。

ソレラシステムとは,

熟成したシェリーを出荷するとき,樽の3分の1くらいだけ出荷し,

この出荷した分を,少し若いシェリーを入れて補充していくシステムです。

ま,簡単に言えば,

新しいものと古いものを混ぜ,味を均等化していく作業です。

これをすれば,樽ごとの影響が最小限で済むわけです。

モルトもこういうこと,しているのかな(笑)るんるん




白秋先生とマスターの対談を速記している私でした(笑)るんるん










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2012年03月25日

白秋VS iku対談E 〜エチルアルコールを樽熟成させたらどうなる?〜




話しを対談に戻しましょうるんるん

new-charredから始まった樽疑惑(笑)。

そもそもチャーするのは,

樽から香味成分を出すためであり,

バニラ香やカラメル香などをつけるためだよね,という話しから,

「じゃ,エチルアルコールを樽に入れたら,

モルトになるのかな?」という新たな疑問が白秋先生から出されました!るんるん




「初留,再留で2回蒸留したら,だいたいアルコール度数70度だよね。

普通に売っているエチルアルコールを70度にして樽に入れたら

どうなるのかな?

香りだけなら,モルトっぽくなるんじゃない?」




「でも,そうやって(人工的に)モルトを作るのではなく,

大麦から作るっていうことは,

アルコール以外の30%の部分に秘密があるんだよね。

その30%の中の不純物にこそ,モルトの個性があるんだよね」と。




「スピリタスなんて,アルコール度数96%で,

変な雑味を感じないでしょ?

アルコール度数が高いものは,不純物が混ざっている量が少ないわけだから,

理論上は美味しいことになるよね」




「作りたてのグレーンって,アルコール度数97%だけれど,

風味の違うグレーンを作り分けているんだよね。

つまり,アルコール以外の3%がいろいろ違うってわけ。

それは,3%の違いが,後々大きな違いとなって表れるからだよね。

であるなら,モルトの30%の不純物は,もの凄い影響力があるってことだよね。

まさに,それぞれの個性として表れるってことだよね」




不純物があるからこそのモルト,ってわけです。

確かに!

なんとか話しについていけました(笑)るんるん




ここまで書いて,はたと気づきました。

これはどの世界でも一緒だと!

前に書きましたが,現在,調香師の先生の下で,調香の勉強をしています(笑)。

いわゆる,香水作りるんるん




天然香料で作った香水と,

分離した単一香料を決まった割合で混ぜて作った香水では,

全く違うと。

天然香料は,ガスクロマトグラフィで,その中の成分はほとんどわかるのですが,

どれだけ忠実に再現しようとしても,天然の香りはなかなか出せないのです。

それは,微量に入っているが故,再現しにくい,その部分こそが,

天然のよい味を出しているからなのだと。

この微妙なところこそが,天然のよさなんです。

そう,先ほどの話しでいうと,30%の部分です。

グレーンで言うところの,3%の部分です。




単一香料を混ぜた香水って,きつくて臭い。

(現在の香水は,多くがこのパターンです)

天然香料の香水は,穏やかで深みがあるるんるん

とするなら,エチルアルコールを樽熟成させたら,

確かにモルトっぽい香りになるのでしょうが,

それはきっと深みがなく,面白みのない香りになるでしょう。




チャーの話しから3%の話しへ,

こうやって,どんどん話しが弾んでいくのが,

バーの楽しみなんでするんるん











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2012年03月24日

白秋VS iku対談D 〜「加熱処理」という言葉のマジック♪〜




さてさてマスターは,ワインに詳しい方々にインタビューしていました。

「ワイン樽って,チャーするの?」って。

なんと,「する」と答える人と,「しない」と答える人に分かれたんです!

ワインの専門家なのに,なぜ意見が分かれるんだ?

そんなばかな!!!

マスターはマスターで探求の日々が続きました。




そして,いくつかのことがわかってきました。




@ワインの世界では,「チャー」という言葉より,「トースト」という言葉を使う。

強く焼くのがチャーで,穏やかに焼くのがトースト。

そして,ワイン樽は穏やかに焼くことが多い。

「チャーしない」と答えた人は,「チャーではなく,トーストする」

というつもりで,「チャーしない」と答えた可能性がある。




A「チャー」を日本語で言うと「加熱処理」。

加熱処理は,樽を作る工程で2箇所あります。

最初は側板組立時。

側板を曲げるために行うものです。

ちなみに加熱の仕方は,火を使って焙煎する他に,

煮沸処理や蒸煮処理(蒸気で蒸す)もあります。

そして次がチャー。

これは,樽の成分を抽出するために行うものです。




ここで,「チャー」を「加熱処理」と日本語に置き換え,

側板を組み立てるときのことだととらえ,

煮沸処理で樽を曲げている場合を想定すると,

「チャーしない」と答えることになります。




原点に戻りましょう(笑)。

我々が知りたかったのは,

「ワイン樽も,樽の成分を抽出するための熱処理をするのか?」でした。

本で調べても,ワインに携わっている人に聞いても,

これはおおむねYesとなりますねるんるん




側板組立時に焙煎しても,実はあまり内側が焼けないそう。

だから,側板組立時の焙煎では,

樽の成分を抽出することはほとんどできない。

なので,樽の成分が穏やかに出る程度でよいときでも,

側板を組み立ててから別工程で軽くトーストするようです。




実は私も,樽の成分を出すための熱処理だと思っていたチャーを,

どこかで側板組立時の熱処理と混同してしまい,

マスターとちぐはぐなメールのやりとりをしていました(笑)♪

対談のアップが遅れたのは,そのためです(笑)。

申し訳ありませんでした。




しかし怪我の功名とでもいいましょうか,

おかげさまで,樽について,だいぶ詳しくわかるようになりましたるんるん



















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2012年03月23日

白秋VS iku対談C 〜樽って,よくわからない〜




こうやって,素朴な疑問を語り合えるのが,バーの楽しみの1つるんるん

実は11月のモルト会に出てきた,new-charredという樽を知って以来,

白秋先生の樽への探究心が高まっていまするんるん

new-charredって,結局よくわかんない。

新樽とnew-charredって何が違うんだ?

ワインやシェリーを作るときって,その樽はチャーするのか?

もしチャーされていないなら,

モルトを熟成させるときに,チャーするのか?しないのか?

さらに,Sherry Hogsheadって何だ?

疑問が雪だるま式に増えてきているのです。




せっかくなので,樽についてお勉強しようるんるん

樽のお勉強なら,やっぱりこの本でしょう!

『樽とオークに魅せられて』 加藤定彦著 阪急コミュニケーションズ

(只今,読書中)




樽とオークに魅せられて.jpg
『樽とオークに魅せられて』




洋樽って,原則,同じ作り方をするんですねるんるん

バーボン樽,シェリー樽,関係ない,ということのようです。

側板を作るのに,

樽材選別→ムラ取り→側板成形→側板組立→蒸煮→本絞り→チャー

天然乾燥→折れ側替え→仮輪締め→アリ溝加工

そしてこの後,鏡板と帯鉄を合わせる。

こんな感じのようです。




少し本から引用しましょうるんるん

オークの木っ端を燃料とした火で焼かれますが,

加熱処理の熱源,温度などは樽からの抽出成分の多寡や

成分割合を支配しますので,

ウイスキー用であるか,

ワイン用であるか,

またはブランデー用であるかによって焼き加減を調整します。




樽の表面が炭化するまで強く焼くチャーから,

燃やさず穏やかに焙る程度のトーストまで,

さまざまな段階がありますが,

ウイスキー用の樽の場合は,中庸の火で約20分,

ブランデーの場合は強火で40分焙煎されます。

ワインの場合には,ヘビートースト,ミディアムトースト,

ライトトーストの三段階で処理されます。





では,整理してみましょう。

シェリー樽で熟成する場合,

空き樽にすぐ入れて熟成させるなら,1st fillでいいですね。

熟成が終わり,また空き樽になったので,

もう一度その樽に熟成させたなら2nd fillになります。

でも,2nd fillではなく,もう一度樽を活性化させるぞ!となると,

その胴体を解体し,新たに側板を組立,またチャー(リチャー)して,

鏡板と帯鉄をはめ,組替樽ができる。

その樽で熟成されたら,refillになるんですよね。

これでよいのでしょうか?




とすると,

new-charredとは何だ?

ソサエティの方の説明だと,新樽ではなく組み替えだとのことでしたが,

組み替えた場合は必ずリチャーすることになるわけだから,

new-charredって,新樽じゃないのか?

さらに,チャーとトーストは,焙煎の程度の差であって,

組み替えるかどうかとは関係ないのではなかろうか?




やっぱり樽って,よくわからない…。













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日記のような写真を(山崎白秋氏プライベートブログ)より








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2012年03月22日

白秋VS iku対談対談B 〜ハウススタイルは,そもそもあるのか?〜




クライヌリッシュであれ,ブローラであれ,

蒸留所を当てる,ってことが可能であるとするなら,

それは,それぞれの蒸留所のハウススタイルがあるからなんですよね。

クライヌリッシュであればこんな感じ,ってものがあるということです。

しかしここで,白秋先生が一石投じました。




そもそもハウススタイルって,作ろうとしているのだろうか?と。

モルトのほとんどがブレンディッド用であることを考えるなら,

多種多様な原酒があるべきであろうと。

であるなら,蒸留所ごとのハウススタイルがあること自体,

おかしいのではなかろうかと。




日本の場合,例えば「響」はサントリーのブレンディッド。

「竹鶴」はニッカのブレンディッド。

ブレンディッドを作るには,自社の様々なモルトの原酒を合わせて作ります。

だから,どの蒸留所も,

多種多様な原酒を作り分けることが大事になってきます。

サントリーの元チーフブレンダーの輿水さんから,

その話しはお伺いしたことがありますし,いろいろな本にも書いてあります。

原酒は,優等生ばかりではダメ。

個性がいろいろないとね,と。

とするなら,サントリーのハウススタイルって何だ?ってことになる。

だって,いろいろな原酒があるんでしょ?

どれがサントリーの代名詞的なモルトかと言われたら,

それは難しいんじゃないのか。

もちろん,ハウススタイルって何だ?って話もある。

オフィシャルボトルだって,いろいろ出していたりしますからね。

最大公約数的な味わいって,本当にピックアップできるのだろうか?




しかし,スコットランドの場合,

ブレンディッドを作るには,いろいろな蒸留所から原酒を集めている。

例えばジョニー・ウオーカーであるなら,

そのオーナー会社はディアジオで,

その傘下に入っているタリスカー,クライヌリッシュ,

ラガブーリン,モートラックなどなどから原酒を集め,

それでジョニー・ウオーカーができることになる。

であるなら,それぞれの蒸留所に,特徴的な原酒を作ってもらい,

それをブレンドする,ということはありうる。

そうすれば,蒸留所ごとにハウススタイルがある,

ということも,さもありなん,と言える。




しかし,それであっても,

それぞれの蒸留所は熟成年数の違うもの,

熟成樽の違うもの,

やっぱりいろいろな原酒を作っているのである。

だからこそ,ブラインドで飲んだとき,

その5本が同じ蒸留所のものだと思えなかったり,

イメージの中にあるハウススタイルと全然異なっていたりする場合があるのだ。




であるなら,やっぱり,

「ハウススタイルはあるのか?」という問いに対し,

「ない」と言わざるを得ないように思うのに,

しかしその一方で,蒸留所ごとのハウススタイルというのは,

語り継がれているのも事実である。




いや〜,難しいね。

しかし,こういう会話ができるのが,まさにバーなのである。













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2012年03月21日

白秋VS iku対談A 〜ブローラSMWS61.19〜




白秋   「対談って,段取り決まっているの?」

マスター 「まさか(笑)。

     せっかくだから,何かブラインドで1本飲む?」

白秋iku 「いいねるんるん




「こんなときに開けなくっちゃ」と,

新しいボトルを開けてくださいましたるんるん

いい香りるんるん

リンゴ酢,洋ナシ,メロン,ほのかにイチゴ,ミント,

クリーム,クッキー,モルティ,ウッディ。

いわゆる上品な北国系フルーツ+クリーム系。

味は香りよりどっしりしていました。

ややスパイシーさもありまするんるん




白秋 「これはスペイサイドではないね,ハイランドだね。

    しかも北の方だね」


すごいな〜,どうしてそんなことがすぐにわかるんだろう(笑)。




しかし,香りの印象,味の印象は二人とも共通で,

香りは北国系フルーツ,味は南国系フルーツ,

簡単に言うと,そんな感じでした。




白秋先生が,「クライヌリッシュじゃない?」と。

びっくりです!!!

私も,もしかしたらクライヌリッシュかも,と思ったからです!

クライヌリッシュは「カブトムシ」とよく表現されることは以前にも書きましたが,

これは私の感覚だと「クリーム系」るんるん

まさにクライヌリッシュは,北国フルーツ+クリームの印象なのでするんるん

で,よ〜く思い出してみると(笑),

クライヌリッシュはハイランドの北の方。

やるじゃん,私(笑)!




そのころマスターは,ちょっと焦りモード(笑)。

二人して,いいとこ突いている,

と心の中で思っていたに違いありません(笑)。

なんと正解は,ブローラでしたるんるん

あれ? あんまりピート感じなかったんだけどな,と思いましたが,

ま,半分正解みたいなものですから(笑),

幸先のよいスタートということにしておきましょうるんるん




ブローラ.jpg
BRORA SWMS 61.19 21年 59.7%




ブローラって,1969年から14年間しか操業されてなかったんですね。

今回いただいたのは1982年蒸留の21年熟成。

ほぼ閉鎖直前のものだったんですね〜るんるん

いや〜,貴重な1本をいただきました




ソサエティのボトルなので,

ソサエティのコメントは何て書いてあるんだろう,と思って調べたら,

「ろうそくの蝋とタブレット」

よくわからない(笑)。




と,さらに見ていたら,なんとこのボトル,

2006年5月第33回コニサーズクラブで出ていました!

そのときの白秋先生のコメントを書いておきましょうるんるん

(香り) さわやかで青空のようなかおり。さらに香りをかいでいると

     フルーティーでいっぱいになる。

     しばらくすればキャラメル香も感じられるが、奥には臭みをかんじる。

     グラスを回していると、甘いバニラの香りもでてくる。

(味) あじわいはドライである。ブドウ系のくだものが口いっぱいになる。

     ドライではあるがやや甘さを感じる。

     フィニッシュはややひねた香りが残る。

白秋先生,気づいておられましたか?












新春対談.jpg

















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2012年03月20日

白秋VS iku対談@ 〜ドライな私はドライなカリラが好き♪




白秋先生との対談の話しが持ち上がりましたるんるん

実は白秋先生との対談,2011年5月の連休に実現したんです!

やや緊張しながらも,しっくりと話しを始めていたところに,

モルト会のメンバーが乱入(笑)。

スタンドー・バーで二次会だったので,

ま,そこで対談は中断となり(笑),

結局みんなで一緒にわいわい飲んで終わってしまいました(笑)。

で,仕切りなおしとなったわけでするんるん




対談は1月5日に行われました。

報告がえらく遅くなりました(笑)。




まずは2011年5月の復習から♪

いや,たまたま同じところから話し始めちゃったんです,私(笑)。

それくらい「カリラの逆襲」が衝撃的だったんです(笑)。

iku「改めて,カリラって,ドライだってわかりました」

白秋「ドライ,っていうときは,甘味がない場合と,

   味の種類が少ないとき,

   あとは,ビールの「辛口」と言われるように,

   喉ごしがすっきりしているとき,

   そういうとき,ドライって言うよね」

iku「はいはい,そのお話し,5月にも伺いました。

   よく覚えています」




はい,実は,ドライの定義が甘味が少ないことだって,

当時あまりわかってなかったんです(笑)。

しかも,カリラに女性イメージがある私としては,

女性のイメージだから甘い,って,勝手な思い込みがあったんです。




私はあのときの衝撃から,家でアイラの飲み比べを始めたのですが,

確かに飲み比べると,カリラは甘味が少ないんです。

「カリラはドライるんるん」ようやく身体でわかってきました。

ラフロイグも,ドライか甘いかと言われたら,ドライです。

だから,あのとき,カリラをラフロイグと思った人も多かったんですね。

アードベッグはフェノール値が高く,スモーキーなやんちゃ坊主ですが(笑),

同時に甘さがしっかりある。

カリラとつきあっているはずのラガちゃん(笑)。

シェリーがしっかり感じられます。




味を覚えるために飲み比べを始めたはずなのに,

結局好きなものから順に減ってきていて,

カリラ>ラフロイグ>ラガブーリン>アードベッグ,って順なんです。

はっきり言えば,ドライな順です(笑)るんるん




「南国フルーツ」と,甘いモルトってもてはやされるというのに,

なぜ私はドライ好きなんだ(笑)?と,マスターにも言ったことがあるんですが,

「いろいろモルトを飲んで,甘さに敏感になってきているんじゃない?

少しの甘さで満足できるようになっているんだよ」と,マスター。

確かにるんるん




それに加え,私は性格がドライ(笑)。

さばさばしていて,何もあとにひかない。




「類は類を呼ぶ」ってことでしょうか(笑)るんるん








Caol_Ila.JPG














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2012年03月13日

カリラを「ちゃん」付けで呼んではいけないか(笑)?




実は年末,とあるバーでモルト会のメンバーに会ったんですが,

あれ,人違いかな?と思い,声をかけませんでした。

その方も,「あれ,人違いかな?」と思って,私に声をかけなかったそうなんです。

で,人違いだと思った理由が,

私がカリラに「ちゃん」をつけてオーダーしていたからだと言っていたよ,

と,マスターが教えてくれました(笑)。

超びっくり!!(笑)

モルトに「ちゃん」をつけて呼んではいけないのか(笑)?

これは,衝撃的でした(笑)。

カリラちゃんるんるん,ラガちゃんるんるん,ブナちゃんるんるん

このあたりは,日常茶飯事なんですが(笑),何か(笑)。




「カリラに「ちゃん」をつけちゃ,だめなの?」

「僕はもう慣れたから大丈夫だけど,初めて聞くと,ひくよ,普通(笑)」

え,そうなんだ!!!

またまた衝撃的でした(笑)。

私はみんなからひかれているんだ〜〜〜〜(笑)。

ま,いいんですけれど(笑)。




しかし,カリラにいつも「ちゃん」がつくわけではありません(笑)。

愛おしいボトルにだけつけるんです黒ハート

だから,「ちゃん」がつくボトルは,私が愛している証拠なんです(笑)。

愛情表現なんでするんるん

あ,今,もっとひかれてしまったかも(笑)。




「自分の好きなものに浸れる,って素敵なことだよるんるん

それだけ,幸せ黒ハートってことでしょるんるん




本当にそうでするんるん

美味しいモルトに出会うと,本当に幸せ黒ハートって心から思うんでするんるん

美味しいモルトは,私の幸せの源です黒ハート




違う世界に浸っている人から見ると,

カリラに「ちゃん」をつけるなんて,変体!になるんですが(笑),

同じ世界の住人なら,きっと分かち合ってくれるはず(笑)。




さて,クラシックカー界にお住みのTさん(笑),

次のモルト会までには,ゲットする車が決まっているでしょうか(笑)。




クラッシックカーに見とれているTさんと,

カリラに「ちゃん」をつけている私は,

マスターから見ると,全く同じなんだそう(笑)。




人それぞれ浸る世界は様々るんるん

幸せなら,どの世界にいてもいいですよねるんるん










KPGC10.jpg
無事Tさん、GETされました。。















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2012年03月08日

今月のオフィシャル:ハイランドパークA 〜嫌いなもののセンサーはすぐに働く(笑)〜




「しかしどうしてみんなシェリーを感じたんだろう?

私にはシェリーセンサーがないのか?(笑)」

「モルト会のメンバーって,すっごい美味しいシェリーならいいんだけど,

ごく普通のシェリーって,好きでない人が多いんだよね(笑)。

好きでないものって,反応早いからなんじゃない?」




なるほど!

私も納豆センサーはよく働きます(笑)。

じゃ,私が今回,ピートに反応したのは,ピートが苦手だからか(笑)?

いや,そんなはずはないでするんるん

大好きなカリラちゃんは,ピーティですからるんるん

大好きなもののセンサーも敏感るんるん

いわゆる中間って,鈍感になるんでしょうね。

生きるのにあまり差し障りのないもの(笑),

危険でもなければ,幸福感をもたらすわけでもない,

そういうものは,ま,きっと鈍感なんです。

そういうことにしておきましょう(笑)。




さて,オフィシャル当てクイズ,

お一人,自分で選択肢を加えた方がおられまして(笑)。

しかもその選択肢が「泡盛」(笑)。

まだそんなに酔っておられなかったはずなんですが(笑),

自分の好みでないものはすべて「泡盛」になるそうなんです(笑)。

こういう発想,好きだな〜(笑)。

でも,私はまだできない(笑)。

これもひとつの,嫌いなもののセンサーの働き方でするんるん




では来月からは,6番の選択肢は常に「泡盛」ということで(笑)るんるん











泡盛.jpg











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2012年03月07日

今月のオフィシャル:ハイランドパーク@ 〜選択肢を作るのはたいへんです(笑)〜




さて,今月のオフィシャルでするんるん

品のよいグレン・エルギンを堪能したあとの1杯,

私はほのかにピートを感じましたるんるん

もしや,またアイラ特集か?

いや〜,でも,なんかちょっと違う…。




さて,選択肢を見てみましょうるんるん

グレンモーレンジ,クライヌリッシュ,スプリングバンク,

クラガンモア,ハイランドバーク

この5つでしたるんるん

あれ,この中でピートが入っているの,ハイランドパークだけだよね…。

今回は,そんなに単純な問題????




malt2.png




え〜,模擬テストで選択肢を作るときは(笑),

明らかにはずれたものを1つ,まあまあのものを1つ,

正解と微妙に違うものを1つか2つ入れる,

こんなふうにして作ることが多いでするんるん

とすると,あれ,ピートを感じた私がおかしいのか?

と不安になります。

しかし,他の4つ,どれも当てはまりません…。

ただ,だからと言って,ハイランドパークの自信もなかったんです。

実はハイランドパーク,これで2回目なんですが,

前もそうだったんですよね,

自分のイメージのハイランドパークと違っているんですよ(笑)。

本当は自分が作り出したイメージの方が間違っているのに,

目の前のものを否定しようとする(笑)。




しかし,どう考えても,消去法でハイランドパークしか残らなかったので,

ハイランドパークにしたら,無事,正解でしたるんるん

これで,また,ハイランドパークの味を覚えるため,

自宅で飲むオフィシャルボトルが増えます(笑)。




「今日の選択肢の意図は何?」

「クライヌリッシュとスプリングバンクって,

昔,ちょっとピーティだったんだよね。

だから,そこにひっかかるかな〜,って思ったけれど,

はずれちゃった(笑)」

そっか,やっぱりダミーの意図は深かった(笑)。

「無知の幸」で私は救われました(笑)。




「今日は,選択肢の作り方が悪いって,責められたよ(笑)。

ハイランドパークがわかったメンバーって,

みんなシェリーに反応したんだよね。

だって,この中で,シェリーがあるのって,

ハイランドパークしかないじゃん,って(笑)」




シェリーを感じず,ピートを感じた私は,いったい何(笑)!

でも,ハイランドパークは,まさにシェリー+ピートですもんねるんるん

アイラとは違うピートを使っているって,前にブログ書いたもんねるんるん

間違っているわけじゃないよね(笑)。




「シェリーを感じても,ピートを感じても,

結局同じだったんだよ,今回の選択肢。

確かにシェリーが入っているのは,ハイランドパークだけ。

今ピートが入っているのは,やっぱりハイランドパークだけ。

シェリーが入っているものと,ピートが入っているものを,

選択肢に入れなくちゃならなかったんだよな…」




今日はせっかくみんなエルギンに満足してくれて,

マスターもルンルン気分だったのに,

今月のオフィシャルのダミーの作り方で,えらく凹んでじゃいました(笑)。




白秋先生は,マッカランが入っていたら悩んだかも,と。

私は,ボウモアが入っていたら悩んだかな(笑)。

ラガブーリンはシェリーだけど,さすがにもっとピーティだからねるんるん














malt.jpg




















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2012年03月06日

知ることは夢を壊す(笑)? 〜ボトラーズって,いつボトルを買うんだろう?〜



今回もAgencyのボトルが登場したということで,

話しはまたまたAgencyのことにるんるん




Agencyって,ハズレがないよね,

Agencyの目指す,「美味しい」味の方向性があるよね,

ってことを感じていますが,

買ったボトルが,その方向性でないものだったら,どうするの?

という疑問が生じてきました。

あ,これは,モルト会のメンバーから出された素朴な疑問でするんるん




WHISKY AGENCY.png




ボトラーズって,樽につめたものをすぐに,

つまり,熟成を待たずに,ボトラーズが樽ごと買うんだそうです。

とするなら,買ったボトルの20年後は,未知なる要素が多いるんるん

どんなポットスチルで蒸留したか,

どんな樽で熟成させるか,など,物理的なデータがいくらあったとしても,

それを超える自然の力は偉大るんるん

なのに,あるボトラーズが,

ある方向性の定まった風味のものを揃えるというのは,

かなり奇跡に近いことなのではないでしょうか。




Agencyが,立ち上がったばかりのボトラーズなのにもかかわらず,

長熟のボトルをどんどん出しているというのは,

他のボトラーズからその樽を買っているということなのでしょうか。

であるなら,どこから買っているのでしょうか。

Agencyは最近,比較的マイナーな蒸留所のものを出すようになったとか。

そして,Agencyから発売されると,

他のボトラーズからもその蒸留所のものが発売されることが多いとか…。




私たちにはわからない,業界の秘密があるのかもしれません(笑)。




そして,素朴な疑問を調べていくことによって,

夢が壊れることがあります(笑)。

これも一種の「知の不幸」るんるん

本当に何も考えずに,「このモルト,美味しい黒ハート」とニコニコしているのが,

本当はラクで幸せなのでするんるん




「知の不幸」and「無知の幸」,or「知の幸」and「無知の不幸」

どちらを選ぶかは,その人次第ですねるんるん




ちなみに私は決して,アンチAgency派ではありません(笑)。

なんだかんだと言って,Agency好きです黒ハート













シングルモルト.jpg
















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2012年03月05日

1月22日コニサーズクラブ



Glen Elgin 〜上品なラインナップ〜




1月のボトルはどれも普通に,いや,かなり(笑),美味しかったゆえ,

強い印象が残っていません。

いや,もう1ヶ月経っているから,印象が薄れただけです(笑)。

とはいえ,全体の印象は,凄く良いるんるん

「品がよい」とメモってあります。




エルギン.png
1-BLADNOCH FORUM 1984-2010 25年 42.5%
2-LOQUID SUN 1984-2009 25年 43.8%
3-KINGSBURY 1975-2009 35年 47.2%
4-WHISKY AGENCY 1984-2009 25年 48.7%
5-ACORN 1991-2009 17年 54.5%
山崎白秋氏コニサーズクラブレポート



No.5だけがシェリー樽熟成で,他の4本と方向性が違いました。

残り4本は,ほぼ同じ方向性。

黄金糖のような甘味に,バニラクリームが混じる感じるんるん

どれも本当に優秀です。

ちなみに,すべてホグスヘッドです。

No.1が最もピュアな黄金糖の感じ。

香りの立ちも鋭いんですが,意外とあっさりしている。

それがちょっと物足りなさを感じてしまいました。

これをもう少し濃厚にしたイメージがNo.3るんるん

これに布1枚かけて派手さを押さえた感じがNo.4でするんるん

香りも味も重く,ベースノートの感じです。

この布1枚かけた感じが私のポイントをアップさせたのですが,

少し時間が経ち,この布がとれるとともに,

ポイントも少しずつ薄れてきました(笑)。

ちなみにAgencyでした(笑)。

でも,Agencyのボトルを美味しいるんるんと言ってしまうと,

なんだか負けたような気がします(笑)。

私はNo.2が最もバランスがとれている感じがして,いちばん好きでした。




s-CIMG4415.jpg
5-ACORN 1991-2009 17年 54.5%




シェリー樽であったNo.5は,例のエルギン大佐のボトルでしたるんるん

焦げた砂糖,カラメル,酸味もありました。

今までも,今回はエルギンかな?と思ったことがありましたが,全て裏切られ(笑),

すっかりエルギン大佐のことも忘れかけていた頃に登場したので,

やられた!って感じでした(笑)。




「見慣れぬラベルのボトルがスタンドバーに現れたら,

その数ヶ月後にモルト会に出品される」

これがここ数ヶ月で学んだことです(笑)。

そんなことを考察してもしょうがないんですがね(笑)。




前にも書きましたが,グレン・エルギンは,

初めからとてもよいイメージを持っていた蒸留所でするんるん

最初に飲んだボトルって,

その蒸留所のイメージを決める大きな要因になると思うのですが,

最初にとっても優しい味と香りのものを飲ませていただき,

グレン・エルギンには,優しく品のよいイメージができましたるんるん

今回の5本は,そのイメージを裏切ることのない,本当に優秀な5本でしたね。

ホワイトホースの原酒である,ということも,まだ覚えていまするんるん












glen_elg.jpg














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